矢野燿大監督は2018年に解任された金本知憲前監督の後を引き継ぎ、阪神の監督に主任しました。
監督就任当初から「ファンを喜ばせる!」と、阪神ファンに今まで以上に喜んでもらう事を目標の1つとしていて、選手にもファンサービスの徹底を訴えています。
この記事では、そんなファンファーストを目標に掲げる矢野監督のファンサービスについて、
- 負けても整列して挨拶
- 負けても監督インタビュー
- 春季キャンプでは異例のサイン3000枚!
- 常々「ファンを喜ばせる!」と発言し、選手にも浸透
などを紹介していきます。
阪神・矢野燿大監督はファンファースト!

画像出典:Yahoo!ニュース
矢野監督は金本前監督や和田元監督、真弓元監督などの近年の阪神監督と比べると、ファンサービスに対してかなり力を入れているるように感じます。
実際に春季キャンプ等でも、自ら率先してファンにサインしている姿が多々見られました。
2軍監督時代から矢野監督のファンファーストの思いは強く、2軍監督だった2018年は2軍の試合でもヒーローインタビューを行う事を提案し、鳴尾浜で試合を観た人へのファンサービスも心がけていました。
そして1軍監督となった2019年からも、今までと変わらずファンサービスに力を入れていくようです。
負けても整列して挨拶
2019年の矢野阪神は開幕戦を京セラドームでホームとしてを迎え、初戦、2戦目を連勝しました。
開幕3戦目は僅差で敗れ、開幕3連戦を3タテとはならなかったですが、試合後には今までの負け試合のホームゲームとは違った光景が見られました。
それは、負け試合後にも監督、コーチ、選手が整列しファンに一礼して挨拶をしていた事です。
これまでの阪神はホームゲームで勝利した場合のみに、監督、コーチ、選手が整列しスタンドのファンに一礼して挨拶していました。
しかし矢野監督は負け試合でもファンへの挨拶を行う事を提案していたようです。
この負け試合での挨拶について矢野監督は
「ずっとやろうと決めていた。勝ったときは一緒に喜び合う。負けたときでも気持ちのつながりができていければいい。(勝ちでも)どっちでもこれからやっていく」
出典:http://news.livedoor.com/article/detail/16250455/
と、今後も試合の勝敗に関わらず、応援してくれたスタンドのファンへの挨拶を行う事を明かしています。
また、この矢野監督の考えに対しては阪神球団幹部も
「サッカーなど他の競技ではすでにやられていることでもある。勝敗に関係なく感謝の意を伝えるのは大切なこと」
出典:http://news.livedoor.com/article/detail/16250455/
と、賛同しているようです。
なので今後も勝敗に関わらず、試合終了後にはスタンドのファンへの挨拶が行われます。
負けても監督インタビュー
矢野監督は負け試合でのファンへの挨拶の他に、負けてもテレビ中継の監督インタビューを行う意向のようです。
このテレビ中継の監督インタビューは、今までは勝ち試合のみ行われていました。
なので負け試合では、その試合についての監督の生の声を聞くことはできませんでした。
きっとこれは、テレビやネットで視聴していたファンに対して行う、という意味も強いんだと思います。
そもそも基本的には試合の勝敗に関わらず新聞等の取材はあり、今まででもネット記事や翌日の新聞などでは監督インタビューを見ることができました。
しかし監督の生の声は聞くことはできず、負け試合後の表情や雰囲気を見ることはできませんでした。
ただ、今後は負け試合でもテレビインタビューが行われるので、ファンは負け試合後の監督の表情や考えをインタビューを通して見ることができます。
そもそも負け試合後にインタビューなんてされたくない所もあると思うので、ある意味これもファンファーストの矢野監督のファンサービスなのかも知れません。
春季キャンプでは異例のサイン3000枚!
矢野監督は監督就任1年目の春季キャンプ期間中に、異例とも言える約3000枚ものサインを行いました。
そもそも監督や主力選手がそこまでの大量のサインをすること自体が異例です。
これはファンファーストを目標に掲げ、選手に対してもファンサービスの徹底を訴えてきた矢野監督だからこそできたことだと思います。
キャンプ期間の1ヶ月で3000枚ということは、1日あたり100枚以上はサインしていたことになります。
矢野監督は「ネットオークションでは、俺のサインは安くなってるかも」と話していたようですが、春季キャンプを見に行ったファンには非常に嬉しいファンサービスになったと思います。
常々「ファンを喜ばせる!」と発言し、選手にも浸透
矢野監督は就任当初から常々「ファンを喜ばせる!」と発言してきました。
ここまでで紹介してきたファンサービスを見ても、矢野監督にファンファーストの思いが非常に強い事が分かります。
そしてその矢野監督の思いは、徐々に選手にも浸透してきているようです。
デイリースポーツに春季キャンプのファンサービスについて良い記事があったので紹介します。
糸井嘉男外野手は、“触れ合い型”のサイン会だった。始めるやいなや、「あと3人ね!!」と大声で叫ぶと、長蛇の列は「えぇ~!!」の大合唱。
「オリックス時代から好きでした」
「(日本)ハムの時は違うんかい!!」
「乗ってきた。無限に書けそうや。でも、走りに行かないかんから、あと3人ね!!」。それでも5分、10分…。減らない「あと3人」コール。2週目に入った男性を見ると、「1人、5週までよ!!」とツッコんだ。即興漫才のようなやり取りが行われる中、空手の胴着を手にした男の子の番に。
「世界大会でメダルを獲ったら、糸井選手に会わせてほしい」
中学1年生になった少年は、母に懇願したという。見事、銀メダルを獲得し、念願かなった3泊4日のキャンプ旅行。今回はアジア大会の選考会前にお守りとして、胴着の裏にサインを書いてもらうことが目的だったという。
「この胴着を着て、アジア大会に出ます」と喜ぶ少年に、大ベテランは「すごいやん!!頑張ってな、柔道」とオチをつけていた。
少年は「空手界の糸井選手になりたい」と夢を抱く。約30分、のべ100人近くにサインを書き終えると拍手喝采、うれしさのあまり、感激して泣き出す子もいた。
たった1枚のサイン色紙、たった1つのサインボールでも、あこがれの選手に触れ、記念として残るであろう宝物には、プロ野球選手の力が凝縮されている。技術、体力を磨くことだけが目的ではない。ファンの笑顔に触れ、心を満たしたもう1つのキャンプの姿。矢野監督が掲げる方針は、選手にも確かに浸透している。(デイリースポーツ・田中政行)
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190301-00000071-dal-base
糸井選手以外にも矢野監督のファンファーストの思いは浸透してきていて、なかなかサインをする事を見かけない鳥谷選手も春季キャンプでサイン会を行なっている様子が映されていました。
今後も矢野監督の「ファンを喜ばせる!」という思いが、新たなファンサービスを始めるきっかけになるかも知れません。
まとめ
この記事では、阪神矢野燿大監督が目標として掲げるファンファーストについて紹介してきました。
矢野監督は近年の阪神監督の中で、最もファンサービスに力を入れている監督だと思います。
それも1軍監督になったから始めたわけではなく、2軍監督時代から熱心にファンサービスを心がけていました。
そして今後も矢野監督のファンサービスは続くと思いますし、選手にも矢野監督のファンサービスの考えがさらに浸透してくると思います。
今後は矢野監督の監督としての手腕と共に、矢野監督と選手のファンサービスにも注目です。
ありがとうございました!